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ボーイングのライバルとして

1970年代、当時民間機市場で優勢を誇っていたアメリカ系メーカーに対抗すべく、西ヨーロッパの主要航空メーカーが共同で設立したエアバス社は、現在ではボーイング社と対を成す世界的シェアを誇る航空企業となっています。

当時のエアバス社のライバルは、ロッキードのL-1011やダグラスのDC-10であり、ボーイングとの直接対決はA320の開発まで待たれることとなります。

では、アメリカ製航空機が世界のシェアを握っていたかつての航空業界に、エアバスはいかにして参入し、その規模を広げていったのでしょうか?順を追って見ていきましょう。

エアバスの語源

その社名であるエアバスは本来、短距離飛行用の大型機を指す単語でした。1960年代頃からそうした旅客機の開発計画が世界中の各航空メーカーで立ち上がりましたが、欧州企業は規模の違いから米国企業への対抗が難しい状況に置かれていました。


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